『量子コンピュータ』という言葉を聞いたことがありますか?
ニュースで聞いたことはあるけど何のことかはよくわからない…
文系だから量子とか物理とか絶対ムリ。。。
という方がほとんどだと思います。
量子コンピュータとは次世代の超高速コンピュータとして世界中で注目されている最先端の技術です。
量子コンピュータを使うことで、今まで取り組めなかった問題が計算可能になり、様々な業界に対して大きなインパクトを与えると期待されています。中には根本から変えてしまうのではないかと考えられているものさえあります。
現状は教養レベルの知識も広まっていない状態
しかし量子コンピュータに関わる研究者を除くと、現状日本で教養レベルの知識やスキルを持っている人はかなり少ないと感じています。
IT業界ですら現在社内に量子人材と呼べる人はほとんどいない状態だと思います。なのでIT業界以外では絶望的でしょう。
現在ブームのAIの例から考えても、その技術が一体何か、どんなことができるのかといった教養レベルの知識はIT人材以外でも必要となることは明らかなはずです。
教養レベルの知識は誰にでも身につけることができる
しかし現状量子コンピュータはAI以上に広まっていない状況のように思います。その原因はAI以上になんだかとっつきにくそうだからではないでしょうか?
確かに量子コンピュータと聞くと、名前から物理や情報など理系の香りがプンプンとして拒否反応を示す方も少なくないと思います。
では、量子コンピュータは物理や情報系などゴリゴリの理系人でないと理解できないのか?少なくとも教養レベルの知識については誰でも理解できるはずです。
今後量子コンピュータが世の中に登場するにあたって、教養レベルの知識はどんな業界に携わっている人でも持っているべきだと思います。
研究職でない私だからこそ伝えられること
この連載では、最先端技術である量子コンピュータについて、
ITエンジニアとして業務外活動を通じてQiskit Advocateの認定をいただいた私が、教養として身につけるべき量子コンピュータの知識について紹介します。
私自身は量子コンピュータの研究職ではなく、クラウドエンジニアとして業務外での活動で量子コンピュータについて学んできました。そんな私だからこそ研究色の強い内容から教養レベルの内容への橋渡しが可能なのではないかと思いこの連載を書いています。
ここで紹介する内容は難しい数式や物理の内容を持ち出さずに、文系の方にもイメージを掴んでいただけるような内容になっています。
この記事が一人でも多く量子コンピュータについて関心を持ってもらえるきっかけとなってもらえたら嬉しいです。
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